マウスやキーボードを使っているとき、何だかいうことを聞いてくれないということはありませんか？マウスのシングルクリックやドラッグ・アンド・ドロップがうまくいかなかったら、それはもしかしたら『チャタリング』が原因かもしれません。
このコラムでは、自分で簡単にチャタリングかどうか確認する方法や、チャタリングが起きる原因、チャタリングが起きた場合の対処法などについて紹介します。調子が悪いマウスもこれで買い替えなくて済むかもしれません。
チャタリングとは
『チャタリング』とは、キーボードやマウスを操作する際に一度押しただけなのに、複数回入力されてしまう現象のことです。たとえば、シングルクリックがダブルクリックとしてパソコンに認識されてしまうのがマウスのチャタリングの例になります。
『チャタリング』とは、キーボードやマウスを操作する際に一度押しただけなのに、複数回入力されてしまう現象のことです。たとえば、シングルクリックがダブルクリックとしてパソコンに認識されてしまうのがマウスのチャタリングの例になります。
多くの場合、接点の劣化や不具合によってチャタリングが引き起こされますが、確認をして対処法を講ずればチャタリングを防止することもできます。
マウスのチャタリングを確認する方法
前述のように、マウスのシングルクリックがダブルクリックとしてパソコンに認識されてしまったり、ドラッグ・アンド・ドロップがスムーズにできなかったりすればチャタリングのおそれがあります。
マウスのチャタリングを確認する方法
前述のように、マウスのシングルクリックがダブルクリックとしてパソコンに認識されてしまったり、ドラッグ・アンド・ドロップがスムーズにできなかったりすればチャタリングのおそれがあります。
しかし、それだけでは、「もしかしたら気のせいなのかもしれない」、「本当にチャタリングなのかどうか不安に感じる」と考える人も少なくないでしょう。
そこで、マウスのチャタリングを確認する方法をひとつ紹介します。これはいたってシンプルなやり方の一例です。
まず、デスクトップ上にある適当なファイルのアイコンをマウスのテストしたい方のボタンでドラッグします。そして、マウスのボタンから指を離すことなくドラックしたままマウスを動かし続けます。これだけです。
もしこの動作を行って、途中で勝手に動作が終わってしまったりドラッグ開始時にダブルクリックが起きてしまったりした場合は、マウスのチャタリングが起きていると考えてよいでしょう。
マウスのチャタリングが確認されたときの対処法
では、もしもマウスのチャタリングが確認されたときはどうすればよいのでしょうか？この章では、静電気の場合、PCのエラーの場合、マウス自体の故障の場合の3つのケースに分けて対処法を紹介していきます。
では、もしもマウスのチャタリングが確認されたときはどうすればよいのでしょうか？この章では、静電気の場合、PCのエラーの場合、マウス自体の故障の場合の3つのケースに分けて対処法を紹介していきます。
静電気の場合
マウスを使っていると、マウスの内部に静電気が蓄積されていきます。これがマウスのチャタリングが起きる原因のひとつになっています。とくにワイヤレスマウスは静電気が原因でチャタリングが起きやすいようです。
マウスを使っていると、マウスの内部に静電気が蓄積されていきます。これがマウスのチャタリングが起きる原因のひとつになっています。とくにワイヤレスマウスは静電気が原因でチャタリングが起きやすいようです。
静電気が原因である場合は、マウス本体の電池を抜き（パソコン本体につながっている場合は取り外し）、マウス本体のボタンを左右10秒程度クリックし続けてみてください。これで静電気が放電されれば、マウスのチャタリングが直ることがあります。
PCのエラーの場合
まれにパソコン側に原因があってマウスのチャタリングが起きることがあります。
まれにパソコン側に原因があってマウスのチャタリングが起きることがあります。
そういう場合はパソコンが正常にマウスを認識していないことが多いので、パソコンを再起動してみると直ることがあります。
マウス自体の故障の場合
マウスのチャタリングが起きる原因が静電気でもパソコン本体でもない場合、マウス自体が故障しているおそれがあります。その場合はマウスのスイッチ交換が必要になり、修理をするか買い替えるかになります。
マウスのチャタリングが起きる原因が静電気でもパソコン本体でもない場合、マウス自体が故障しているおそれがあります。その場合はマウスのスイッチ交換が必要になり、修理をするか買い替えるかになります。
マウスにチャタリングが起きた時期がマウスの保証期間であれば、修理に出せば問題ありません。しかし、そうでないときはお金を払って直してもらうか、自分で直すか、それとも買い替えるかという選択肢になります。
マウスのチャタリングを接点復活剤で修復
マウスのチャタリングを直すために、自分で修理したい場合は『接点復活剤』の使用がおすすめです。その手順をご紹介します。
マウスのチャタリングを直すために、自分で修理したい場合は『接点復活剤』の使用がおすすめです。その手順をご紹介します。
①まずは、マウスの構造を確認したうえでマウス本体のねじを取り外し、分解します。
②マウスの内部が見えたら、チャタリングが起きるマウスボタンのスイッチボックスに向けて接点復活剤を浸透させるように吹き付けます。この際、マウスの内部基盤に接点復活剤がつかないように、必要に応じてマスキングを行います。
③再度、接点復活剤をスイッチに吹き付けたら、マウスのボタンを50回程度クリックして接点復活剤をなじませます。これでマウスのチャタリングを直すことができるかもしれません。
まとめ
マウスに異常があるからといって、安易にマウスを買い替えるのはよい選択とは言えないでしょう。マウスも種類によっては高価なものがありますし、マウスのチャタリングも原因によっては簡単に解決することがあります。
マウスに異常があるからといって、安易にマウスを買い替えるのはよい選択とは言えないでしょう。マウスも種類によっては高価なものがありますし、マウスのチャタリングも原因によっては簡単に解決することがあります。
このコラムで紹介したマウスのチャタリングが確認されたときの対処法はあくまで一例であり、マウスの種類や状況によってはよりよい対処法があります。
また、自分で解決できなかったとしても、パソコンの修理業者さんに依頼すれば解決するケースもあります。それならば、マウスを買い替えるという選択肢は最後に選ぶ選択肢として考えても問題ないでしょう。
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